【作品小話1】月の砂丘②

【作品小話1】月の砂丘②

こんにちは!いかがお過ごしでしょうか。

少し前、日本海側では大寒波が猛威を奮っていましたね。
千葉県もただただ、ひたすらに寒かったです。もう足元がキンキンに冷えて!
しばらく使っていなかった湯たんぽを引っ張り出して、どうにか凌いでいました。

寒波襲来の時期にSNSでリアルな声を聞いてびっくりしたのですが、日本海側の方々にとっては、冬は天気の悪い日が続く季節なのですね。

小学校で習った内容、本当なんだ〜。

千葉県(太平洋側)では、冬はカラッカラに乾燥して、空気が澄んでいるので富士山がよく見える季節です。
シベリア気団!西高東低の気圧配置!久しぶりに聞いた単語の数々。

先日バイト先で「デオキシリボ核酸」も聞きました。久々に感じるなんて、いつの間にか年をとっちまったよ!

 

ということで(?)今回のブログ記事では、まさに日本海に面した土地!鳥取県、島根県を描いた作品、《月の砂丘》についての小話Part2です。
Part1はブログ1回目の投稿なので、かなり間が開きましたが…)
今回もゆる〜くお話ししていきましょ〜。

 

さて、既に書きましたが、この絵は2023年に鳥取県、島根県に旅に行った後に描いた絵で、鳥取砂丘でラクダに乗った自分の思い出と、童謡『月の沙漠』の歌詞を合体させた作品です。

Part1はまさかの、ラクダに乗った自画像を紹介するだけで終わりました。
できればPart3ぐらいまでで終わらせたいっすね。

 

まずは真ん中にある鏡台から。

これは家にあるレトロな鏡台で、その鏡の向こう側には、室内に静物が組まれています。
この静物は、過去作品《時のロマン》からの引用です。同じモティーフを描きました。

 

 
左…《月の砂丘》 右…《時のロマン》

ある程度大きいサイズの絵では、外の景色と、自分の部屋の室内風景を融合させるような絵作りをすることが多いのですが、これは自分の旅を表現しようとしていて、

①実際に現地に行く「空間的な」旅行
②帰ってから旅を復習して、現地では気づかなかった発見や知識を得る「時間的な」旅行

の2つを融合させたビジュアルの表現です。

つまり、実際に現地に行くことはもちろん旅行だし、家でその土地について調べるのも机上の空論ならぬ机上の旅行です。
その表現として、自分の部屋から直接、外の景色につながるという、空間を破綻させた画面構成にすることが多いのです…というのを、実際にお客さんの前で長々と説明すると飽きちゃうかなって訳で今までコンセプト?を話すことはほぼありませんでした!

自分はその様式を勝手に「室内外景画」って呼んでいます。
作品の構図法とか技法とかタイトルに、必殺技みたいな名称付けるの、好きです。なんかかっこいいから。

鏡の下に置いてあるのは、自分で作った《茶ぼうず》という作品名の湯飲み茶碗です。
なんか困ってそうな顔が描かれている。

 

そこからモクモクモク…と青い煙が漂い、煙の中には金色、銀色の亀を描いています。
金の亀と銀の亀。察しのいい人はお気付きかしら。
そう、『月の沙漠』の歌詞にある、

〽︎金の鞍には銀の甕
 銀の鞍には金の甕

の、「甕」を「亀」に置き換えています。

甕を描いても伝わりづらいかな…ってわけで同じ音の「亀」にしました。ただのダジャレ!

『月の沙漠』について、自分は学校教育では習わなかったので、正直、馴染みがあるかと言われると、ありません。
旅をして、その土地に関係する絵や歌を調べることの楽しさを、美大予備校の先生に教わってからこの歌を知り、興味を持ちました。
なぜかこの歌のアラビアンナイト的な幻想風景が気になってしょうがないのです。

思えばペルシャ絨毯、インドネシアの更紗の、ごちゃっとした図像が好きだったり、ビジュアルとして興味があるのがアジア圏の文化になります。
砂に興味を持ったのも、もしかしたら、アジア文化への興味に帰結するのかな…なんて考えたりしています。
ちなみに作詞者の加藤まさをは画家でもあり、大正ロマン的な絵がとても可愛らしい作家です。興味あればぜひ調べてみてください〜。

 

そして砂といえば…な、海岸植物!
ハマヒルガオという植物が、画面左下に描かれています。
海岸行くと大体自生している。日本は全国的にみられるみたいです。

この絵のテーマと関わりがあるかと言われると微妙なところですが、海浜植物、葉っぱが力強くて、好きなのです。色々な海浜植物を描いていきたいです。


…てな感じでしょうか。あんまり長すぎる記事にしちゃうと、読むのに体力使いますし。
どんぐらいの塩梅でブログやろうか、試行錯誤してます。

紹介するモティーフはあと四つ!
ホント詰め込み!詰め込み!な絵作りなので、いざ、全て説明しようとすると大変ですね〜。
まあ、しょせんは絵なので。この文章を読んいただいても、各自の解釈で考えていただいても、自分はどちらでも構いません。
逆に「こういう解釈した!」というのがあれば、教えていただけるととても嬉しいです。そういう、作品から生まれる対話も芸術の面白さだとも思いますし〜。

てなわけで、今回はここまでです。みなさま、お体に気をつけてくださいませ。
ではでは〜!

 

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