月の砂丘③
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こんにちは!いかがお過ごしでしょうか。暖かくなってきましたね。
育てている蝋梅の木が、新芽を出してきました。
冬越しの為に部屋に入れていた植物もそろそろ外に出そうかな〜と考えているところです。
自分は寒がりなもので、冬は厚着で装備が重苦しくなってしまうのですが、最近は服装も軽くなって楽だな〜と。
楽だな〜…らくだな〜…らくだ、な〜……ラクダな!!!ということでラクダが描かれた作品《月の砂丘》のモティーフ解説コーナー第3回今回がラスト!始まります〜!
さて、2回に渡ってこの絵のモティーフ解説をしましたが改めて、こちらは2023年に鳥取県、島根県に旅に行った後に描いた絵で、鳥取砂丘でラクダに乗った自分の思い出と、童謡『月の沙漠』の歌詞を合体させた作品です。
前回は中央の鏡台、亀、ハマヒルガオの3つについて触れました。
今回は画面の端っこにあるオマケっぽいモティーフが多くなります。レッツゴー。

まずは右上、三角形のピラミッド構造の建物です。
よく「ルーブルですか?」という質問を受けるのですが、これは、島根県にある「仁摩サンドミュージアム」の建物です。
クフ王のピラミッドで発見された秘密の部屋から鳴き砂(踏むと音の鳴る砂)が採取されたことと、サンドミュージアムの近くにある砂浜、琴ヶ浜が鳴き砂の浜であることの関連から、ピラミッド型の建築になったみたいです。(今調べた)
一年単位の巨大な砂時計(!)があり、年越しの際にその年の年男・年女が砂時計をひっくり返すイベントがあるのですが、自分は行ったことがありません。
いつか立ち会ってみたいっす。

↑仁摩サンドミュージアム
鳴き砂の浜には何ヶ所か行ったことがあったのですが、鳴かせるコツが分からず…。
しかし、この浜で初めて「鳴った!」という実感が得られて感動しました。
ポイ捨てなどで、砂に不純物が多くなったり環境が悪化すると鳴らなくなっちゃうの。環境は大切に。

お次はその下のパンダと謎生物。
これは鳥取関係ないんですが、遊園地とかにある、お金を入れると恐ろしいほどの遅さで動くアレです。
正式名称あるの?(と思って調べたら、「メロディペット」という商品らしい。へぇ〜。)
鳥取旅行中にあったものではあるので無関係ではなし!謎生物はマジで謎です。
見返しても何か分からない!

↑パンダと謎生物(メスライオン?)
…これは裏話なのですが、土地がテーマの絵を描くときに、100%がその土地らしいものにならないように意識しています。
というのも、自分の作品はあくまで、「自分の実体験からできた絵画」でなければいけないと思っているからです。
有名なものばかり描くと観光マップと同じ内容になってしますので。
そうなると、「仲村浩一」が描く必然性がなくなってしまう…!ただ!ほぼ確実に観た人に伝わらないのが悔しい!!

さてお次は左に移動しまして、どこでもドアみたいな謎のドア。
これは、前述した琴ヶ浜に設置されているものです。
多分インスタ映えスポット的なやつ。
自分の絵の中では、ドアの向こうを夜景としました。
『月の沙漠』の舞台は夜の沙漠なので。
一つの絵の中にいくつもの時間軸が存在している…そういうの好きなんす。絵ならではの夢がありますよね〜。

さあラストになります右下の兎!
兎と鳥取といえば。鳥取県は有名な童話の『因幡の白兎』の土地です。
出雲大社にまつわる大国主命(オオクニノミコト)が皮剥かれてヒイヒイ言ってる兎を助けてくれたんですって。
ワニの背を飛び跳ねて島を渡っていくお話しですが、「ワニ」の古語は「サメ」らしく。
サメの背をつたっていった説を見つけました。てか海にワニいなくね。

兎の後ろには、昔の日本地図を横に広げた状態を描きました。
ちなみに鳥取島根あたりが真正面を向くように描いているのヨ。
小さすぎて書き込めなかったけど〜。

そんなこんなで駆け足気味になりましたが、《月の砂丘》のモティーフ解説はこんな感じです。全3回にも渡っちゃった。
絵を作者本人が解説するって、意外と難しいものですね〜。
一応!断っておきますが、この解説はあくまで、モティーフが何なのかを紹介するものであって、絵の解釈の正解を押し付けるものではありません。
学芸員の方が絵を説明するというよりは、バスガイドの方が「右に見えますのは〜」と景色を解説するイメージの方が近いです。
そうして出来上がった絵からどう物語を構築していくか、どんなことを思うかは完全に個人の自由です。
他人に迷惑をかけることでなければ、なんでもいいと思います。
自分も、他人の作品を見て、ビジュアルで全てを理解することはできないし、なんなら全部説明してもらった方が勉強になるし〜みたいな人間なので。
「分からん!」で素通りしてしまう人を少しでも絵の前に止まらせることができればな〜と思い、その試みの一つとしてモティーフ解説をしてみています。
長々と読んでいただきありがとうございました。
また、興味があったら覗いてみてくださいね〜。ではでは!